クイナ森へ帰る

【国頭】やんばる野生生物保護センターは1日に

国頭村奥の国道58号でうずくまるなどの状態で保護され、

治療していたヤンバルクイナを4日、放鳥した。

センター職員や奥小学校の児童、辺土名高校の生徒など

約80人が見守る中、クイナは元気よく森へ帰った。

 放鳥されたクイナは雌の成鳥で、1日午後5時ごろ、

国頭村奥の国道58号を走っていた車の前に飛び出し、

つまずいた拍子に軽いけがをしたとみられる。

車と接触はしていないが、ショックで心拍数が下がり、

うずくまっているのを運転手が見つけ、センターに連絡。

道路には、もう1羽クイナが飛び出したが、無事横断したという。

センターでは、飛び出した2羽はつがいとみている。

(琉球新報より)

ヤンバルクイナはこれから繁殖期。

卵を産み、かわいいヒナを育てる頃が一番交通事故に遭いやすいそうです。